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2025.07.29

運行情報の発信を、もっと簡単に。

GTFS realtime対応「かんたんAlert」をリリース

~Google マップ・LINE公式アカウント・HTMLへ即時連携、公共交通の情報発信を効率化~

GTFS realtime対応「かんたんAlert」をリリース

 

GTFSの普及促進に尽力する合同会社MoDipとの共同開発

アーティサン株式会社(本社:東京都調布市布田4-5-1 藍澤調布ビル6F、代表取締役:小山 才喜)は、公共交通機関向けの新サービスとして、GTFS realtime (GTFS-RT)のService Alert形式に対応した運行情報配信ツール「かんたんAlert」を正式リリースしました。
本サービスは、公共交通標準データ形式であるGTFS schedule(国内ではGTFS-JP)やGTFS-RTに精通する合同会社MoDip(代表:諸星 賢治)との共同開発により誕生しました。高い利便性と汎用性を実現し、実務での活用を想定した設計となります。

バスや鉄道、船舶などの運行情報をリアルタイムで利用者に届けることは、最近多くなっている天候の急変やインバウンド需要の高まりもあり重要性が増しています。 一方で、情報発信には技術的な壁や運用負担が伴い、現場では課題となっていました。「かんたんAlert」は、そうした現場の悩みを解消するために生まれた、誰でも使える情報配信ツールです。

 

開発の背景

公共交通機関の運行情報をGoogle マップに反映させる一般的な方法としては、GTFS-RTの仕様に準拠したデータ(ファイル)を生成し、リアルタイムで公開するためのエンドポイント(URL)を用意する必要があります。
さらに、そのファイルを外部から定期的に更新・管理する仕組みも構築する必要があり、運用面で高いハードルになっていました。

一方、Google マップではGTFS-RTデータを介さずに運行情報を登録する手段として「パートナーダッシュボード(管理画面)」において直接データを登録するManual Service Alertsという機能も提供されていますが、登録を英語のインターフェースで行う必要がある点、日々の投稿が手動入力に限られる点、LINE公式アカウントやWebページといった他のチャネルとの連携もできない点など、実務運用においては非効率な面もあります。
こうした現場の課題を解決するため、当社とMoDip社では、より簡易かつ柔軟な運行情報配信の仕組みである「かんたんAlert」の共同開発を行いました。日本語UIから簡単にGTFS-RTのService Alert形式のデータを作成し、LINE公式アカウントやHTML埋め込みなど複数のチャネルへ最小限の手間で一斉配信することで、広範囲に正確な情報を届けられる仕組みを実現しました。

 

「かんたんAlert」の特長

メニュー画面イメージ
【図1】メニュー画面イメージ
メニュー画面イメージ
【図2】スクリーンショット画像(Googleイメージ)
メニュー画面イメージ
【図3】スクリーンショット画像(LINE公式アカウント・HTML)

 

主な用途・想定シーン

 

合同会社MoDipについて

代表を務める諸星賢治は、GTFSデータの国内普及において精力的な活動を行い、官公庁・交通事業者・開発事業者との連携を通じて数多くの導入支援を行ってきました。

現在ではGTFSデータなどを活用した公共交通機関の情報提供を専門分野として、全国で広く活動を行っています。

合同会社MoDip(モディップ)

 

今後の展開

後は、全国の地方自治体・交通事業者への導入を推進し、GTFS-RTを活用した持続可能な公共交通の情報提供体制の構築に貢献してまいります。
また、ユーザーの要望に応じて、X(旧Twitter)等のSNSや、MaaSアプリなど、他のチャネルとの連携機能も順次拡張していく予定です。将来的には情報発信の一元化と効率化を行う包括的な情報発信プラットフォームを目指します。

デモや導入相談も随時受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

アーティサン株式会社 MaaS事業部
担当:数井
電話:042-444-4815
メール:Busyohousales@artisan.jp.net

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