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いつもはPower PlatformやSharePointに関する技術ブログを書いている私ですが、今回は少し趣向を変えて、実際に技術ブログを100本以上執筆してきた私の実体験をお伝えします。
これからブログを書いてみたい方に向けて、ブログを書いて得られるメリットなどについてお話できればと思います。
弊社の技術ブログについては、以下をご参照ください。
小刀稱 知哉ことね ともや
得意領域
Power PlatformやSharePointを中心に設計・開発・アドバイス・教育まで幅広く担当しています。内製化をご希望の場合はお気軽にお問い合わせください!
保有資格
小刀稱の自己紹介
はじめに、私の自己紹介をさせていただきます。
社会人歴:11年目
年齢:35歳
アーティサンでの勤続年数:5年目
いままでの在籍企業数:3社(転職2回)
1社目:メーカーの技術営業
2社目:IT企業のエンジニア
大学は情報系の学部を卒業したのですが、その後新卒で入社した会社はメーカーでした。
そこでは技術営業をしておりましたが、ITとは全く無縁の職種でした💦
(IPアドレスとMACアドレスの違いもわからない職場だったことを覚えてます(笑))
30歳になってアーティサンに転職し、そこで初めて『技術ブログ』なるものを書き始めた感じです。
ブログを書き始めた当初は、「技術ブログなんて書けるわけない…」「ブログネタなんてすぐ枯渇するでしょ…」と思っておりました。
そんな私が、実際にブログを書いてみて感じたことや得られたメリットなどについて紹介します。
今までの実績
2021年の4月にアーティサンに入社し、2021年6月にはじめて書いたブログですが、2025年には累計100本を超えていました。
以下が毎年の執筆数の推移です。
年 | 本数 | 累積 |
|---|---|---|
2021年 | 17 | 17 |
2022年 | 30 | 47 |
2023年 | 17 | 64 |
2024年 | 20 | 84 |
2025年 | 24 | 108 |
なぜ技術ブログを書き始めたのか
最初は自分から書き始めたわけではなく、会社の施策として「強制的に書かせられた」というのがキッカケです(笑)
実は私、普段はSNSなどを全く使っていません。
(Facebookのアカウントも、以前Oculus Questを購入した際に必要に迫られて作成したものの、それ以来全然使っていません。。。)
普段SNSなどをやっていない身からすると、「不特定多数の人に対して、何かを伝える」というハードルは凄まじく高いものでして、 会社から強制されなかったら、ぜぇっっっったいにやらなかったと思います(笑)
現にブログを書き始めた最初の頃は、ブログを書くのが本当に嫌で堪らなかったことを覚えています。
実際に技術ブログを100本書いて得られたメリット
そんな私が、実際に技術ブログを100本書いてみて、得られたメリットについて考えてみました。
1. 文章力の向上
一番大きなメリットとしては、文章力の向上です。
単純な技術の仕様紹介であれば、そこまで大変ではありませんが、
有益な内容を書こうすると、その対象について深く理解し、他技術との比較や機能の使い所なども併せて紹介する必要があります。
また、専門的な内容をわかりやすく伝える力も鍛えられました。
2. 考える力(=言語化)の向上
文章力の向上と似たような内容ですが、考える力も向上しました。
技術ブログを書くことは、学んだ内容を「自分の言葉」で伝える絶好の機会です。
単に情報をインプットするだけでは、その知識は頭の中に散らばったままです。
しかし、アウトプットする際には、その情報を整理して、「自分の言葉」で伝える必要があります。
この整理のプロセス自体が、普段の業務でも活かされていることを実感しています。
3. 技術力の向上
技術ブログを書くと、短期間で技術力を向上させることも可能です。
私の場合、主にPower Platform(Power Apps・Power Automate)とSharePointに関するブログを書いています。
エンジニアあるあるだと思いますが、案件対応のみの場合、経験したことのある事象については強くなりますが、経験していない事象に対しては全くわからないことってありますよね。
一方、技術ブログを書いていると、従来技術からの改善点や、他技術との比較など内容を一歩俯瞰しながら捉えていくことになります。
それにより、自分が経験していない技術についても一緒に学ぶ事ができ、結果的にナレッジの習得を短期間で行うことができました。
4. 自分や会社のスキルをアピールできる
技術的な内容をブログで発信することで、自分のスキル(技術力)をアピールできます。
どんなに優れた技術を持っていても、第三者に見える形で提供できなければ、実際にスキルがある人材かどうか伝わりづらいと思います。
技術ブログを執筆し、自身のスキルを発信することで、自分の価値を第三者へと提供することができます。
実際にブログを書き始めて半年ほど経った頃から、「いつもブログ読んでます!」と言っていただけることもあり、これは本当に嬉しい瞬間でした(笑)
自分が書いた記事が誰かの役に立っていると実感できるのは、技術ブログを書いていて良かったなと思う瞬間のひとつです。
さらに、会社としても「技術力を発信している会社」として認知されるようになり、会社全体の信頼感の向上や新しいご縁をいただくことも増えました。
自分のスキルをアピールできるだけではなく、会社のブランディングにも貢献できるのは、技術ブログならではのメリットだと感じています。
5. マーケティング力の向上(SEO・AIO)
副次的な効果ではありますが、自社のマーケティングの観点でもメリットはありました。
技術ブログを書く前と比較すると、アーティサンのHPを閲覧いただいている数(=PV数)はおよそ8倍まで増加しました。
また、HP経由で弊社にお問い合わせいただける数も約2倍まで増加しました。
安定してWEBからお問い合わせをいただける環境になったのは、かなり大きなメリットだと感じています。
技術ブログを書くにあたって直面した問題点
ここまで技術ブログのメリットについて挙げてきましたが、実際に技術ブログを始めようと思うとなかなかハードルが高いのも事実です。
以下では、私が技術ブログを書くにあたって直面した問題点や、自分なりの解決策などをご紹介します。
Q: どうやってモチベーションを管理する?
A: 最初は気合と根性!そこから先は流れに身を任せて
今でも覚えていますが、最初の10本が一番きつかったです。
最初の頃は1本の記事を書くだけですごい時間が掛かっていました。
しかも、書いても誰も読んでくれませんし、もちろんリアクションなんてあるわけもありません。
そんな中で、ブログを書き続けることはしんどかったことを覚えています。
(ちなみに一番最初は1本のブログを書くのに、おそらく16時間くらいはかかっていたかと思います。今では平均4時間くらい、長くても8時間くらいです。)
それをどのように乗り越えたかというと、、、正直気合です(笑)
私が技術ブログを書く前に色々と調査をした中で、最低でも20本は書かないとだめ!という情報を得ていたので、とりあえず20本を目標になんとか頑張りました(笑)
また、半年で20本程度執筆しましたが、徐々に技術ブログの書き方も分かってきて、そこから先はある程度流れに身を任せて書くことができています。
ただ、そこから先もモチベーションが下がるタイミングは多々あります。(今でもあります(笑))
そのような時には、書きたくなるまで書かない(最悪辞めてもいい)くらいの気持ちでやっています。
軽い気持ちでやっているので、1~2ヶ月書かないことも全然あります(笑)
私の場合は、20本程度を書いた時点で、案件で得た情報を体系的にまとめて、アウトプットしたい病になっていたので、書かない期間が続くと段々とウズウズしてきます。
Q: ブログを書くことは利益相反になる?
A: 多少は利益相反にはなるが、メリットのほうが断然大きい
ブログを書く前に思っていたこととしては、ブログを書くことによって、対象のナレッジが流出し、結果的に問い合わせが減るのでは?ということでした。
上記の事実は確かにあると思います。
ただ、私としては結果的にPV数や問い合わせ数は増加している状態ですので、書かないよりは書いたほうがメリットが大きいと考えています。
私自身は、もし自分がお客様の立場であれば、技術ブログなどを通してきちんとナレッジ提供をしている企業のほうが信頼できるという考えのもと、ブログには自分が得たナレッジを余すことなく書くように心がけています。
Q: ネタが尽きるのでは?
A: 全く尽きません!
これも技術ブログを書く前に疑問に思う「あるある」だと思います。
結論から言うと、100本程度であれば、ネタ切れは全く発生しませんでした(笑)
理由はいくつか考えられると思います。
Power PlatformやSharePointは新機能がどんどんと発表される
Microsoft系のサービスは毎月のようにアップデートや新機能の追加が発表されるので、「新機能試してみた」という内容だけでも十分に記事ネタになります。
新機能は、公式ドキュメントだけでは分かりづらい内容なので、意外と読者の方に喜ばれることが多いです。また、日々の業務で「これどうやるんだっけ?」と調べたことや、トラブル対応の備忘録も立派なネタとなります。
「自分が困ったことは、誰かも困っているはず」なので、気軽に書き残しておくと、後から自分も助かりますし、同じ悩みを持つ人の役にも立ちます。自分の体験や日々の気づきを積み重ねていくと、ネタ切れの心配はありません。
他の人と同じ内容でも、視点を変えれば新しいネタになる
技術ブログを書いていると、「他の人が似た内容で書いているから無駄だったかも…」と思うことがあります。
でも、似た内容でも、自分の経験や視点を加えれば全然違う記事になります。私が技術ブログを書くときには、以下のポイントを意識しています。
仕様だけでなく、実際の活用シーンを書く
他機能との相違点を書く
「この機能はAの場面では便利だけど、Bの場面だと使いづらい」といった実体験を盛り込む
結局、技術ブログは自分が成功した/失敗したの体験や自分なりの考えが一番の価値になるのではないでしょうか。
Q: AIを活用しているか?
A: 活用しています!(でも一部だけ)
ブログを作るうえで、AIは活用しています。
ただし、0からAIで作るということは行っておらず、局所的に使っている状態です。
具体例を挙げると、技術ブログを書く際には、以下のステップがあるかと思います。
ネタを考える
構成を考える
文章を書く
推敲する
私の場合、「4. 推敲する」タイミングでAIを使う感じです。(「3. 文章を書く」段階でもほんの少し使うこともあります)
※ネタ探しからAIを活用する方法もあるみたいですが、前述したとおり私は自分のナレッジをブログに書きたいタイプなので、その方法はあまり馴染みませんでした。
現段階では、結局自分で書いたほうが早いなと思っています。
まとめ
ここまで色々と書いてきましたが、技術ブログを続けてきて感じたのは、「得られるものが本当にたくさんあるな」ということです。
技術力が伸びるのはもちろん、文章を書く力や、自分の考えを整理する力、そして会社や自分自身のアピールにもつながりました。
更に、マーケティングや発信のコツも自然と身についたと実感しています。
ただし、継続するのは本当に大変です。でも、だからこそ価値があるのです。
私もまだまだ、技術ブログを書き続けていこうと思っています!
100本書いても「まだまだ書きたいことがあるな」と感じていますし、書くたびに新しい発見や気づきがあります。
もし「技術ブログを始めてみようかな」と思っている方がいたら、ぜひ気軽に始めてみてください。
最初はうまく書けなくて当たり前ですし、「自分の備忘録のために書いている」くらいの気持ちで続けていくと、いつの間にか自分自身の成長も感じられるはずです!
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こんにちは。アーティサン株式会社の小刀稱(ことね)です。