技術情報ブログ
Copilot Studio
2025.10.01

Copilot Studio活用アイデア(1):Microsoft Learn Docs MCP サーバーと連携したFAQエージェント

Copilot Studio活用アイデア(1):Microsoft Learn Docs MCP サーバーと連携したFAQエージェント
小刀稱知哉

こんにちは。アーティサン株式会社の小刀稱(ことね)です。

最近、お客様との会話の中で生成系AIとの話題が多く挙がります。

Microsoft 365の中にも、Copilot Studioという独自のエージェントを作成できるサービスがあることをご存知でしょうか?

(実は私も、まだあまり理解できていなかったりします。。。)

ということで、「知識は実践して初めて身につく」をモットーに、Copilot Studio 活用アイデアを私なりに考えてみようと思います。
また、実際にステップ・バイ・ステップでサンプルを作成した際の手順についてもご紹介いたします。

(作成するにあたって、私がつまづいたポイントなどもあれば、併せてお伝えします!)

Copilot サービスの整理や使用するライセンスなどについては、以前ブログで紹介しておりますので、こちらもご覧ください。

第一回目の今回は、Microsoft Learn Docs MCP サーバーと連携したFAQエージェントを作ってみようです。

 

参考:Microsoft Learn Docs MCP サーバーとは

Microsoft Learn Docs MCP サーバーとは、Microsoft公式のドキュメントについて、その内容を取得するサービスです。
以下を参考にしてください。

MicrosoftDocs/mcp

 

参考の参考:MCPとは

MCP(Model Context Protocol)とは、ざっくりいうとAIと外部ツールをつなぐための共通ルールです。

今回は、Copilot StudioとMicrosoft Learn Docs MCP サーバーをつなぐことで、
MicrosoftのDocsだけを参照したFAQエージェントを作ってみたいと思います。

 

FAQエージェントの作成

以下の手順にて作成しました。

  • Copilot Studioにてエージェントを作成

  • OpenAPIファイルの準備

  • カスタムコネクタの作成

  • カスタムコネクタをエージェントに追加

  • 接続の設定

詳細について、以下にて説明します。

 

Copilot Studioにてエージェントを作成

まずは、Copilot Studioにてエージェントを作成しましょう。
エージェントの名前は、「MSDocs 回答エージェント」にしました。

エージェントの作成

つまづきポイント1:Copilot-Studioの画面をどうやって表示する?

 

OpenAPIファイルの準備

続いて、カスタムコネクタを作成します。

、、、が、その前に事前準備として、OpenAPI スキーマファイルの作成を行います。

参考:OpenAPI スキーマファイルとは

詳細は割愛しますが、ざっくりいうと、API(=今回でいうカスタムコネクタ)の定義が記載されたファイルのことです。

今回は以下ファイルを作成しました。

ファイル名:MSDocsMCPServer.yaml

※ファイルの拡張子は.yamlです。

swagger: '2.0'
info:
  title: Microsoft Docs MCP Server
  description: |
    Microsoft Docsを参照するMCPサーバーと接続します。
  version: 1.0.0
host: learn.microsoft.com
basePath: /api
schemes:
  - https
paths:
  /mcp:
    post:
      summary: Microsoft Docs MCP Server
      x-ms-agentic-protocol: mcp-streamable-1.0
      operationId: InvokeMCP
      responses:
        '200':
          description: Success

以下を参考に作成しました。

MCP server schema examples

host・basepath・pathsがポイントとなります。

それぞれの項目の設定内容としては以下です。

項目

説明

host

APIが実行されるドメイン名

basepath

APIの共通パス部分

paths

エンドポイントに関する情報(APIの各メソッド内容)

README.mdを見ると、エンドポイントとして以下の記載がありました。

https://learn.microsoft.com/api/mcp

よって、各項目の設定値は以下となります。

項目

説明

設定値

host

APIが実行されるドメイン名

learn.microsoft.com

basepath

APIの共通パス部分

/api

paths

エンドポイントに関する情報

/mcp

 

カスタムコネクタの作成

それでは、カスタムコネクタを作成していきます。

ツールタブ > + ツールを追加する > + 新しいツール > カスタムコネクタをクリックします。

ツールの作成

+カスタムコネクタの新規作成 > OpenAPIファイルをインポートします  をクリックし、コネクタ名とOpenAPIファイル をインポートします。

カスタムコネクタの新規作成

先ほど作成したスキーマファイルの設定値が既に入っていますので、そのまま ✓コネクタの作成 から、コネクタを作成してください。

コネクタの作成

 

カスタムコネクタをエージェントに追加

それでは、事前に作成したFAQエージェントにカスタムコネクタを追加します。

ツールタブ > +ツールを追加する > 先ほど作成したカスタムコネクタを選択 > 接続 > 新しい接続を作成する > 作成 > エージェントに追加するをクリックします。

ツールの追加

 

接続の設定

最後に、FAQエージェントとカスタムコネクタとの接続を追加します。

テスト > 3点リーダー > 接続の管理 > 接続 > 送信するをクリックします。

接続の設定

こちらで設定は完了です!

 

使ってみた

早速質問を投げてみました。

結果

ちゃんと回答が返ってきますね!

つまづきポイント2:Microsoft Learn Docs MCP サーバー以外からの情報も回答される

 

番外編:Copilot Studioでエージェントを作成する際に発生したトラブルと対処法

私がエージェントを作成するまでにつまづいた点について共有しておきます!

 

Copilot Studioの画面をどうやって表示する?

Copilot StudioってM365のアプリ一覧から見つからないですよね?

実は、Power AppsPower PlatformCopilot Studioから画面を表示することが可能です。

Copilot Studioの画面を表示する方法

 

Microsoft Learn Docs MCP サーバー以外からの情報も回答される

Microsoftの情報とは無関係な質問をしてみたところ、回答が返ってきてしまいました。

(Web検索は無効にしているんですが、他に設定する項目があるのでしょうか、、、こちらは別途調査してみます💦)

一般ナレッジからの回答

今回はあくまで、Microsoft Learn Docs MCP サーバーからの情報のみを検索したいので、指示を以下のように修正しました。

概要 > 指示 > 編集 から修正できます。

指示を修正

その結果、Microsoft Learn Docs MCP サーバーからの情報のみを検索できるようになりました!

修正後

 

参考:他のナレッジも追加してみた

Microsoft Learn Docs MCP サーバーは、https://learn.microsoft.comの情報を回答してくれますが、
以下のURLについても、有益な情報が掲載されておりますので、ナレッジに追加してみました。

また、上記に併せて指示の内容も修正しています。

ナレッジの追加と指示の修正

 

おわりに

今回は、Copilot StudioとMicrosoft Learn Docs MCP サーバーをつなぐことで、
MicrosoftのDocsだけを参照したFAQエージェントを作ってみました。

結構簡単に作成することができたので、結構びっくりしています(笑)

本エージェントを用いると、公式ドキュメントのみを検索してくれるため、精度が高い回答が返ってくるのではないでしょうか?

実際の場面としては、社内ヘルプデスクエージェントとして活用できますよね!

ぜひ皆様でも作成してみてください!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

💡 Copilot StudioやPower Platformの導入を検討中ですか?

アーティサンでは、Copilot StudioやPower Platformを活用したAIエージェント・業務アプリの内製化をサポートしています。

ご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください!

この記事を書いた人
小刀稱知哉

小刀稱 知哉ことね ともや

SharePoint Power Platform全般 Copilot Studio 技術アドバイス・教育支援

Power PlatformやSharePointを中心に設計・開発・アドバイス・教育まで幅広く担当しています。内製化をご希望の場合はお気軽にお問い合わせください!

2025 Microsoft MVP(Power Apps・Power Automate)
PL-200 PL-300 PL-400 PL-600 MS-700 AZ-104 AZ-305 SC-200 SC-100

Microsoftクラウド関連

シェアする
記事カテゴリ
最新記事
2026.04.08

技術ブログ100本書いてみたら、想像以上に得るものがあった話

2026.04.01

社内に聞く人がいない「孤独なDX」を解決!アーティサンの内製化支援サービス

2026.03.25

SharePointの便利なURLパラメータ活用術|ヘッダー削除・リスト絞り込み・メンテナンスモード

2026.03.18

Dataverse入門(6)!テーブルへのアクセス権限を管理する-部署とセキュリティロールを使いこなそう

2026.03.03

Dataverse入門(5)!モデル駆動型アプリの作り方-キャンバスアプリとの違いは?

attributeO/Rマッパーマーカークラスタリングライブラリviewメールコンポーネントエクセルスケジュール済みクラウド フローChatGPTライセンスmultiple itemエラー通知更新日生成系AITest Studio生成AI自治体APIPnP PowerShellページ承認Formulasプロパティフロー設計Power Apps 導入並べ替えブログ 継続 コツ多対多validationazure sql databasetailwindcssビューfirst()関数dialogerrorレスポンシブ レイアウトOpenAI環境構築手順複数項目削除変更Copilotテスト事例HTTP リクエストカスタムスクリプトドキュメント管理カラーセットテンプレート活用Power Apps 比較ヘッダー非表示技術力向上ER図ローコードCase式マルチテナントアクセス制限nestTips復元responsive layoutオープンAIpipelineシェアポイントフォルダ外部DBlicenseテストスタジオ活用ワーケーション業務効率化IT管理カラーユニバーサルデザイン自動化事例モデル駆動型 とはリスト フィルタ文章力 鍛え方入門編AngularHTTP Requestドロップダウンメニューノーコード入れ子新機能restoreデータ行の制限チャットGPTCI/CD便利機能ゴミ箱連携添付ファイルコントロール使い方サイトブランド化名古屋ファイル保存申請システムアプリデザインNode.jsシステム構築便利アウトプット 重要性1行テキストAccessCSSBreakpointObserver承認動的リスト変数Power BI引き継ぎgalleryパイプラインカレンダー完全削除接続ファイルサイズ基本知識フォントカスタマイズ体験記エンティティワークフロー自動化UI/UXVisual Studio CodeAlternate Key野良アプリ対策IT エンジニア 転職複数行テキストInfoPathxUnitメディアクエリリマインドcollection検索個人列退職ギャラリーDevOpsCalendarモデル駆動型データフローフルリモートワークPowerAutomateブランドセンター感想フォルダ構成設定アクセシビリティPCF代替キーCoEブログ モチベーション選択肢MatTable.Net Core 3.1スマホSetコレクションMicrosoft 365グループユーザー列所有者を変更スクロールMicrosoft 365Teamsセキュリティロールrecycle binアーティサンX-SP Designテーマ作成チームサイトMicrosoft Learn Docsアジャイル開発Wordテンプレート環境構築重複チェック内製化コンサルティングネタ切れ 対策日付Angular MaterialVSCodePCForAll複数の添付ファイルセキュリティグループSharePoint Online異動コンテナ簡易在庫管理ローコード開発ビジネスルールアクセス許可Artisanスライドショーデザイン拡張コミュニケーションサイトカスタムコネクタ準委任契約業務自動化カスタムコンポーネントGUIDITサポートAI ブログ 活用整数データ構造.Net Core Test ExplorerレスポンシブUpdateContext承認フロー送信元リストLoopショートカットキー時間外非エンジニアDataverseSharePoint Framework転職Slide showMicrosoft365サイトの種類OpenAPI請負契約効率化Power Platform CLI業務キー月額定額PV数 増やすデータ型モデル駆動型アプリSortByColumns関数Dataverse for TeamsDynamics 365ロードマップフォームメールの送信非表示Microsoftshortcut key通知体験談JavaScriptSPFx主キー比較移行要件定義MCPサーバー総合評価型入札資料作成開発手順複合キー委任問題権限管理Power AppsTypeScriptitem関数入門技術form差出人アプリdesignconcat関数ファイル勉強表示サンプルCopilot Studio社内ポータル多言語化サイト構成FAQエージェントデジタルトランスフォーメーション初心者向け拡張機能データ整合性Delegation注文管理アプリPower PlatformHTMLGoogle Maps初心者Itエクスポートインスタントクラウドフロー[市民開発者JSON文字制限フィルター クエリ内製化切替samplePowerAppsグループウェアMUI権限設計AIチャットボットプロポーザル方式ハウツービルドデータベース設計サブスクリプション型支援サブグリッドSharePointEF CoreMarker Clusterer中級者DXインポート自動化したクラウドフロー構築デザインフロー実行ドキュメント ライブラリ市民開発登録者X-SPNFCタグエンゲージメントMultilingualデータ移行実運用官公庁システム画像挿入プロジェクト作成ユニークキーMVPDataverse テーブルExcelマイグレーションRANK()関数キャンバスアプリノウハウカスタマイズ委任自動化したクラウド フロー運用開発環境filter query管理システム列StyleDLPポリシー地方自治体MLJSON書式保守性デジタル化推進複数レコードPCFギャラリー一意制約技術支援部署Power AutomateFramework CoreDynamics 365 SalesDatePicker情報技術componentVBAフローの種類選択肢列環境sortガバナンス登録日StudioTestCopilot Studiot共有リンクテンプレート化DX推進テーマカラーPDF変換業務システムURLパラメータ技術ブログ 書き方リレーションシップC#Attribute directivesMicrosoft TranslatorDropdownメッセージIDダイアログエラーインスタント クラウド フロー参照列本番環境ソートerror notification更新者AICanvas自治体DXレポート化サイト複製作り方ダークモード資料自動作成キャンバスアプリ 違いメンテナンスモードエンジニア ブログ メリット1対多
PageTop
ページトップに戻る