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Power Platform
2021.06.30

Power Platform を経営者が体験!ローコード開発入門と学習のポイント【経営者の実践記録①】

Power Platform を経営者が体験!ローコード開発入門と学習のポイント【経営者の実践記録①】
小山 才喜

こんにちは、アーティサン株式会社の代表取締役をやっています。小山 才喜と申します。

本記事では、企業経営者が実際にPower Platform(Power Apps / Power Automate)を触ってみた体験をもとに、ローコード開発の本質や導入ハードル、未経験者が習得するために重要なポイントを紹介します。

Excel/Access など従来のエンドユーザー開発との比較も交えつつ、Power Platform の理解を深め、次の実践ステップにつなげるための道しるべとして活用できます。

Power Platform を使った業務自動化の最適な導入計画や、導入初期の設計ステップで迷っていませんか?
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当時はローコード開発というよりもOffice を基幹業務と連携させるという開発ツール戦略の一環だったり、マイクソフト関連製品の深い理解が必要だったり、エンドユーザーコンピューティングには程遠いものでした。
今、私が関わっている Power Apps、Power Automate に関しても、ローコードとは呼べないような難しさもありますが(笑)

私は自身が主幹する部門で人手が足りず、今年の頭から顧客対応をしているのですが、その中でもこんなことがありました。
元々はとある購買申請をPower AppsとPower Automateでお客様ご自身が開発する(弊社は開発のご支援)予定だったものが、お客様で対応しきれなくなり最終的には代わりにお作りすることになりました。
今回の案件において作りこむことは、支援の対象外だったのですが、、、私としてはまずは動くものを作り、お見せして、作りをレクチャーして、初めて浸透するものかなと思い、この時は本当に例外的にやってしまった感じです。 (笑)

そこで、このシリーズで は、Power Apps、Power Automateを使い、経営者の方にもそうでない方にも分かる、目線を低くした業務を自動化する(DX化)ための「道しるべ」を立てていければと思っています。

内容的には、開発手法よりも、経営者として、企業をDX化する上での考え方、向き合い方について、ローコード開発を通して、ご紹介させていただきます。

 

ローコード開発の走りとは?

昨今、猫も杓子もローコード!、ローコード!と盛り上がっていますが、ローコード開発自体は今に始まった訳ではありません。マイクロソフトさんで言うと、ローコード開発と呼べるものがExcel、Access、InfoPathなどがあります。
Excel、Accessでいうと、基幹システムのフロントで利用しているものもありますので、ローコード開発じゃないだろうという捉え方も出来ますが、ここでは、エンドユーザーコンピューティングという観点でローコード開発の括りとさせていただきます。
中でも、Excel については、マイクロソフトさんはExcelで持っている会社と言われるくらい、世界中どこでも使われているビジネスアプリケーションだと思います。
表計算、各種文書、分析、グラフ、プロジェクトガントチャート、はたまたVBAやマクロを利用した自動化ソリューションなど、皆様もご存じの通り、あらゆる用途で利用されています。
結局、Excelがあれば問題無しという状況は20年間くらい変わっていない部分が続きましたが、時代はクラウド時代になり、RPAやDXという言葉が市民権を得た昨今、Excelという呪縛からの脱却が進むかもしれないというのが、ローコード開発であり、マイクロソフトさんで言うと、Power Apps、Power Automateをはじめとしたプラットフォームとなります。

 

ローコード開発してみたらどうだった?

経営者歴7年、そして自称エンドユーザーコンピューティングの第一人者だった私から見て、業務をIT化するのに、ローコード開発プラットフォームであるPower Apps、Power Automateを触ってみてどうだった?というのは気になるところかもしれないですが、結論から言うと、ITの素養もしくはそれに準じた論理的な考え方が無いとローコード開発は難しいと思いました(笑)
もし、未経験者がローコード開発を習得するためには、少なくとも以下は必要です。

  1.  書籍などを見てサンプルを作り、実際に理解するまで動かしてみる
  2.  マイクロソフトさんが公開しているオンライントレーニングなどを受講し体系立った理解をする
  3.  人が作ったアプリを見てひたすら練習する

 

など、要はローコード開発とはいえ、 誰でも出来るという訳では無く、ある程度の修行は必要です。その上で、実際にアプリを作るには、以下の要素が必要になるのかなと思います。

 

ローコード開発で必要な3つのポイント

  1.  業務の流れを理解して、システムに落とすための要件を明示すること

ある程度、作りながら修正ということは出来るかもしれませんが、最初に要件を固め、設計しないとやり直しになりがちです。ハウルの動かない城が出来るかもしれません(笑)

  1.  要件をシステムに落とし込むためにローコード開発の仕組みや機能を理解すること

何が出来て何が出来ないのかを理解する必要があります。こなれてくるとマイクロソフトや有識者の技術情報を比較的簡単に見つけて実現することが 出来ますが、まずは、自分で触って、調べて、その繰り返しを何回もおこなうと見える景色が変わってきます。

  1.  利用者目線から離れない

一番大事なのはここかもしれません。それなりにシステムに明るい人が作ると、結局、利用者から遠いシステムになりがちです。導線や使い勝手とかですが。
このあたりを意識すると、少し凝ったTipsやテクニックが必要になりますが、顧客の使い勝手のためを優先する中で その経験値が「ローコード開発者の道しるべ」になるのでは、と思っています。

 

次回予告!実プロジェクトで定着する学習・運用の仕組みを一緒に整えませんか?

経営者歴7年の私ですが、経営者の業務で肝となるのは“管理会計の見える化”だと感じていて、この見える化を実現するツールが欲しいと常々思っています。(管理会計は、業績測定・業績評価をおこなう会計の仕組みの一種です。)
現在、Excelベースでプロジェクトの原価利益の管理の仕組みを作っているのですが、これをPower Platformでシステム化するための奮闘を今後紹介していきたいと思います。

Power Platform の継続的な内製化体制を構築したい企業向けに、運用定着や内製化支援プログラムを提供しています。

Power PlatformやAccess・InfoPathの第一人者兼IT企業の経営者:小山才喜

小山才喜

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