技術情報ブログ
SharePoint
2022.03.30

Power Apps 選択肢列 vs 参照列の違いとは?Choices関数の動作・運用を比較【前編】

Power Apps 選択肢列 vs 参照列の違いとは?Choices関数の動作・運用を比較【前編】

💡 この記事でわかること

Power Apps キャンバスアプリでフォームを設計する際に悩みがちな、SharePointの選択肢列と参照(ルックアップ)列の違いを運用・実装の両面から解説します。どちらの列を選ぶべきか、その判断基準とChoices関数を使った実装時の動作検証結果が確認できます。

  • 選択肢列と参照列の運用上のメリット・デメリット比較
  • Power Apps でのChoices 関数を用いた選択肢列の実装手順
  • 表示・検索・選択項目数における動作検証の結果(10,000件での確認含む)
この記事を書いた人
小刀稱知哉

小刀稱 知哉ことね ともや

SharePoint Power Platform全般 Copilot Studio 技術アドバイス・教育支援

Power PlatformやSharePointを中心に設計・開発・アドバイス・教育まで幅広く担当しています。内製化をご希望の場合はお気軽にお問い合わせください!

2025 Microsoft MVP(Power Apps・Power Automate)
PL-200 PL-300 PL-400 PL-600 MS-700 AZ-104 AZ-305 SC-200 SC-100

Power Apps でSharePointリストを活用したアプリ開発をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
選択肢列・参照列の設計判断から実装まで、支援実績豊富なエンジニアがサポートします。

X-SP Feature | SharePoint 拡張機能サービス
X-SP Feature | SharePoint 拡張機能サービス
詳しく見る →
X-SP Design | SharePoint デザイン拡張サービス
X-SP Design | SharePoint デザイン拡張サービス
詳しく見る →
SharePoint伴走パートナーサービス
SharePoint伴走パートナーサービス
詳しく見る →
SharePoint 構築支援サービス
SharePoint 構築支援サービス
詳しく見る →
官公庁DX支援サービス
官公庁DX支援サービス
詳しく見る →
内製化支援サービス(Power Apps・Power Automate・Copilot Studio)
内製化支援サービス(Power Apps・Power Automate・Copilot Studio)
詳しく見る →
Power Apps・Power Automate 導入支援サービス
Power Apps・Power Automate 導入支援サービス
詳しく見る →

MSクラウドに関するご相談・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォームへ

目次

前提:SharePointの選択肢列と参照(ルックアップ)列とは

運用の違いについて

挙動の違いについて

パターン1:選択肢列 × Choices 関数

表示可能な項目

検索項目

検索方法

選択項目数

こんにちは。アーティサン株式会社の小刀稱(ことね)です。

Power Apps キャンバスアプリとSharePointリストでアプリを作成する際、フォームの入力を選択式にすることがあると思います。

Power Apps キャンバスアプリ-選択式
Power Apps キャンバスアプリ-選択式

上記を実装する方法として、SharePointリストの選択肢列または、参照(ルックアップ)列を用いることが一般的です。
しかし実はこの2つ、運用や挙動に違いがあります。

今回は、選択肢列・参照列を用いる際の違いについてお伝えします。
内容としては、中級者向けであり、Power Appsを用いてアプリを作成したことのある方に向けて作成しております。

前提:SharePointの選択肢列と参照(ルックアップ)列とは

SharePointの選択肢列とは、リスト内に選択項目を直接保存する列のことです。

一方、参照(ルックアップ)列とは、別のSharePointリストに保存されたデータを選択肢として参照する列を指します。
Power Apps キャンバスアプリでは、この2種類の列を使い分けることでフォームの設計・運用効率が大きく変わります。

はじめに、SharePointの選択肢列と参照列について説明します。

どちらも選択式で項目を入力することができるという点が同じです。
違いとしては、選択項目をどこに保存するかという点です。

選択肢列は、SharePointリストの設定値として、リスト内に選択項目を保存します。

SharePoint-選択肢列
SharePoint-選択肢列

一方、参照列を用いる際は、別のSharePointリスト(以下、参照用リスト)に選択項目を保存します。

SharePoint-参照列
SharePoint-参照列

運用の違いについて

運用の観点から見たときの違いについて説明します。

選択肢列を用いる場合、選択項目を管理するためのリストを別途用意する必要がありません。
よって、お手軽に選択項目を実装することがメリットとして挙げられます。
しかし、選択項目の件数が多くなると管理しづらいのがデメリットとなります。

一方、参照列を用いる場合、参照用リストを別途用意する必要があります。
よって、選択項目の件数が多くなっても管理しやすいのがメリットです。
しかし、参照用リストを別で用意するため、管理するリストの数が多くなってしまうことがデメリットとなります。

以下に、運用に関するメリット・デメリットをまとめました。

 

メリット

デメリット

選択肢列

管理するリストの数が少なくて済む

選択項目の件数が多くなると、管理しづらい

参照列

選択項目の件数が多くなっても、管理しやすい

管理するリストの数が多くなる

挙動の違いについて

続いて、2種類の列を用いてPower Apps キャンバスアプリを作成する際の挙動の違いについて説明します。

Power Apps キャンバスアプリにて、選択式の入力フォームを作成する際、以下3パターンにて実装できます。

以降では、実際にアプリを作成しながら、挙動の違いを確認します。

今回検証するのは、以下項目です。

パターン1:選択肢列 × Choices 関数

選択肢列とChoices 関数を用いるパターンです。

実装のイメージとしては、以下のとおりです。

選択肢列 × Choices 関数-実装イメージ
選択肢列 × Choices 関数-実装イメージ

選択肢列には、各選択項目が保存されています。
また、Power Apps キャンバスアプリは、SharePointリスト(選択肢列VS参照列)を用いて入力フォームを作成しています。

 

設定の確認

Power Apps キャンバスアプリを作成します。
SharePointリストからアプリを作成してください。

作成する手順は以下のURLを参照してください。
SharePoint リストからキャンバス アプリを作成する

編集用のフォーム(EditScreen)の選択肢列について、Itemsプロパティを確認すると、以下となっております。

Choices([@選択肢列VS参照列].選択肢列)
選択肢列 × Choices 関数-Itemsプロパティ
選択肢列 × Choices 関数-Itemsプロパティ

Choices()関数については、以下URLを参照してください。
Power Apps の Choices 関数

 

挙動の確認

各検証項目について、確認していきます。

  • 表示可能な項目

    項目選択時、フォームに表示できる内容は、DataCardValueの「フィールド」→「編集」→「主要なテキスト」や「副次的なテキスト」にて設定できます。

    フィールドの設定
    フィールドの設定

    調査したところ、表示できる項目は、Value(選択肢の項目名)の1つのみでした。

    選択肢列 × Choices 関数-表示項目
    選択肢列 × Choices 関数-表示項目

    上記は、項目を選択する際、フォームに表示される内容がValue(選択肢の項目名)のみということを示しています。

    選択肢列 × Choices 関数-表示項目の設定
    選択肢列 × Choices 関数-表示項目の設定
  • 検索項目

    検索できる項目は、DataCardValueの「フィールド」→「編集」→「SearchField」にて設定できます。

    調査したところ、検索できる項目は、Value(選択肢の項目名)の1つのみでした。

    選択肢列 × Choices 関数-検索項目
    選択肢列 × Choices 関数-検索項目

    上記の設定は、検索対象の項目がValue(選択肢の項目名)のみということを示しています。

    選択肢列 × Choices 関数-検索項目の設定
    選選択肢列 × Choices 関数-検索項目の設定
  • 検索方法

    続いて、検索方法について確認しましょう。

    検索方法としては前方一致のみ対応可能でした。(部分一致は対応不可)

    選択肢列 × Choices 関数-検索方法
    選択肢列 × Choices 関数-検索方法
  • 選択項目数

    今回は、選択項目として10,000件のデータを準備しました。

    アプリ上では、10,000件全ての項目が選択可能でした。

    選択肢列 × Choices 関数-選択可能なデータ件数
    選択肢列 × Choices 関数-選択可能なデータ件数

 

本日はここまで。

今回は、Power Apps キャンバスアプリを作成する際、SharePointリストの選択肢列または、参照列を用いる上での運用の違いについてお伝えしました。
また、選択肢列を用いた場合について、その挙動を確認しました。
次回は、参照列を用いた場合の挙動について確認します。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

こちらも合わせて読みたい

選択肢列・参照列の使い分けを含む、Power Apps キャンバスアプリの設計・開発でお困りの際は、アーティサンにご相談ください。
業務要件に合わせた最適な実装をご提案します。

X-SP Feature | SharePoint 拡張機能サービス
X-SP Feature | SharePoint 拡張機能サービス
詳しく見る →
X-SP Design | SharePoint デザイン拡張サービス
X-SP Design | SharePoint デザイン拡張サービス
詳しく見る →
SharePoint伴走パートナーサービス
SharePoint伴走パートナーサービス
詳しく見る →
SharePoint 構築支援サービス
SharePoint 構築支援サービス
詳しく見る →
官公庁DX支援サービス
官公庁DX支援サービス
詳しく見る →
内製化支援サービス(Power Apps・Power Automate・Copilot Studio)
内製化支援サービス(Power Apps・Power Automate・Copilot Studio)
詳しく見る →
Power Apps・Power Automate 導入支援サービス
Power Apps・Power Automate 導入支援サービス
詳しく見る →

MSクラウドに関するご相談・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォームへ

Microsoftクラウド関連

シェアする
記事カテゴリ
最新記事
2026.06.10

SharePointのアクセスランキングでよく見られるコンテンツを可視化する方法|X-SP Feature(第3回)

2026.06.03

SharePointの未読・既読を一目で管理できるアドオン紹介|X-SP Feature(第2回)

2026.05.27

SharePointリストで複数行テキストを全文表示する方法|X-SP Feature(第1回)

2026.05.20

SharePoint構築者必見!社内ポータルの構築・運用に必要なナレッジを網羅

2026.05.13

【2026年5月更新】Power Automate 初心者 ~ 中級者 向けロードマップ

OpenAPI請負契約効率化Power Platform CLI業務キー月額定額PV数 増やす共同所有者1行テキストPVデータ構造.Net Core Test ExplorerレスポンシブUpdateContext承認フロー送信元リストLoopショートカットキー時間外非エンジニアDataverseSharePoint Framework転職Slide showMicrosoft365サイトの種類MCPサーバー総合評価型入札資料作成開発手順複合キー委任問題権限トラブル主要な所有者複数行テキストWebパーツモデル駆動型アプリSortByColumns関数Dataverse for TeamsDynamics 365ロードマップフォームメールの送信非表示Microsoftshortcut key通知体験談JavaScriptSPFx主キー比較移行要件定義FAQエージェントデジタルトランスフォーメーション初心者向け拡張機能データ整合性Delegationアクセス権限環境変数選択肢閲覧数可視化Power AppsTypeScriptitem関数入門技術form差出人アプリdesignconcat関数ファイル勉強表示サンプルCopilot Studio社内ポータル多言語化サイト構成AIチャットボットプロポーザル方式ハウツービルドデータベース設計サブスクリプション型支援ファイルパスクラシック画面日付x-sp-feature-seriesPower PlatformHTMLGoogle Maps初心者Itエクスポートインスタントクラウドフロー[市民開発者JSON文字制限フィルター クエリ内製化切替samplePowerAppsグループウェアMUI権限設計実運用官公庁システム画像挿入プロジェクト作成ユニークキーMVP共有設定ソリューションエクスポート整数SharePointEF CoreMarker Clusterer中級者DXインポート自動化したクラウドフロー構築デザインフロー実行ドキュメント ライブラリ市民開発登録者X-SPNFCタグエンゲージメントMultilingualデータ移行保守性デジタル化推進複数レコードPCFギャラリー一意制約技術支援情報漏洩対策権限管理データ型ExcelマイグレーションRANK()関数キャンバスアプリノウハウカスタマイズ委任自動化したクラウド フロー運用開発環境filter query管理システム列StyleDLPポリシー地方自治体MLJSON書式DX推進テーマカラーPDF変換業務システムURLパラメータ技術ブログ 書き方コマンドバーカスタマイズ組織変更X-SP FeaturePower AutomateFramework CoreDynamics 365 SalesDatePicker情報技術componentVBAフローの種類選択肢列環境sortガバナンス登録日StudioTestCopilot Studiot共有リンクテンプレート化作り方ダークモード資料自動作成キャンバスアプリ 違いメンテナンスモードエンジニア ブログ メリットSharePoint管理センター注文管理アプリ見逃し防止C#Attribute directivesMicrosoft TranslatorDropdownメッセージIDダイアログエラーインスタント クラウド フロー参照列本番環境ソートerror notification更新者AICanvas自治体DXレポート化サイト複製ページ承認Formulasプロパティフロー設計Power Apps 導入並べ替えブログ 継続 コツDLPサブグリッド未読attributeO/Rマッパーマーカークラスタリングライブラリviewメールコンポーネントエクセルスケジュール済みクラウド フローChatGPTライセンスmultiple itemエラー通知更新日生成系AITest Studio生成AI自治体APIPnP PowerShellドキュメント管理カラーセットテンプレート活用Power Apps 比較ヘッダー非表示技術力向上権限管理ベストプラクティスDataverse テーブル既読validationazure sql databasetailwindcssビューfirst()関数dialogerrorレスポンシブ レイアウトOpenAI環境構築手順複数項目削除変更Copilotテスト事例HTTP リクエストカスタムスクリプトIT管理カラーユニバーサルデザイン自動化事例モデル駆動型 とはリスト フィルタ文章力 鍛え方野良権限部署全文表示ローコードCase式マルチテナントアクセス制限nestTips復元responsive layoutオープンAIpipelineシェアポイントフォルダ外部DBlicenseテストスタジオ活用ワーケーション業務効率化申請システムアプリデザインNode.jsシステム構築便利アウトプット 重要性Teams ファイル共有リレーションシップ閲覧数AngularHTTP Requestドロップダウンメニューノーコード入れ子新機能restoreデータ行の制限チャットGPTCI/CD便利機能ゴミ箱連携添付ファイルコントロール使い方サイトブランド化名古屋ファイル保存ワークフロー自動化UI/UXVisual Studio CodeAlternate Key野良アプリ対策IT エンジニア 転職OneDrive1対多アクセスランキングAccessCSSBreakpointObserver承認動的リスト変数Power BI引き継ぎgalleryパイプラインカレンダー完全削除接続ファイルサイズ基本知識フォントカスタマイズ体験記エンティティ設定アクセシビリティPCF代替キーCoEブログ モチベーションつながり参照多対多コンテンツ活用InfoPathxUnitメディアクエリリマインドcollection検索個人列退職ギャラリーDevOpsCalendarモデル駆動型データフローフルリモートワークPowerAutomateブランドセンター感想フォルダ構成アジャイル開発Wordテンプレート環境構築重複チェック内製化コンサルティングネタ切れ 対策システムカスタマイザーER図強調表示されたコンテンツMatTable.Net Core 3.1スマホSetコレクションMicrosoft 365グループユーザー列所有者を変更スクロールMicrosoft 365Teamsセキュリティロールrecycle binアーティサンX-SP Designテーマ作成チームサイトMicrosoft Learn Docs準委任契約業務自動化カスタムコンポーネントGUIDITサポートAI ブログ 活用Connection Reference入門編UUAngular MaterialVSCodePCForAll複数の添付ファイルセキュリティグループSharePoint Online異動コンテナ簡易在庫管理ローコード開発ビジネスルールアクセス許可Artisanスライドショーデザイン拡張コミュニケーションサイトカスタムコネクタ
PageTop
ページトップに戻る