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SharePoint構築の見積依頼、何を伝えればいい?「どこまで決まっているか」別4パターンで解説

この記事の4行要約

  • SharePoint構築の見積依頼は、すべて決まっていなくても大丈夫です。検討状況に応じた4つの相談方法をご紹介します
  • 予算取りの段階では、「ページ数」「権限設定の有無」「データ移行の有無」を伝えると、アーティサンへ超概算見積を依頼できます。未定の項目があっても構いません
  • やりたいことの概要や要件一覧があれば、それをもとに見積を相談できます。自分たちで作りたい場合は、アーティサンの内製化支援も選べます
  • 見積書では金額に加えて「対象範囲」「レビュー回数」「ドキュメントの範囲」を確認し、継続費用の有無も押さえましょう
この記事を書いた人
村上洋輔

村上 洋輔むらかみ ようすけ

PM(Power Platform・SharePoint) 官公庁契約・業務理解 課題把握・ご提案

営業・プロジェクトマネジメントを担当しております。ご提案からプロジェクト完了まで一貫して対応し、確実な進行とお客様の満足度向上を目指しています!


はじめに

今回はSharePointの構築などの見積り依頼をいただく際のポイントやイメージをお話させていただきます!

SharePointの構築をご検討されているお客様から、「見積をお願いしたいけれど、まだ何も決まっていなくて…」「どこまで決めてから相談すればいいのかわからない」というお声をよくいただきます。仕様が決まらないと見積もできない、と言われてしまうケースも多いかと思います。

ただ、お客様の立場では「まずどのくらいの費用がかかるのかわからないと、予算も取れない」という状況だと思います。

弊社では、お互いの認識合わせをしつつ、これまでの実績をもとに最低限の項目をヒアリングさせていただき、基本的にはお見積をご提出しています。

ベンダーの技術力も大切だと思いますが、ご提案時の柔軟性もお客様にとっては重要なのではないかと考えており、弊社でもお客様に沿った柔軟なご提案を心掛けております。

弊社へ見積をご依頼いただく際に、ご自身がどの段階か、何が決まっていれば見積が出せるのかを参考にしていただけますと幸いです。

この記事でわかること

  • 「どこまで決まっているか」別の、見積依頼の仕方
  • それぞれの段階で、弊社から最初にお出しするもの
  • 見積書を受け取ったときに確認していただきたいポイント

結論から言うと、見積依頼は「全部決まってから」でなくても、もちろん大丈夫です!
本記事では、ご相談時点で「どこまで決まっているか」を4つの段階に分けて、それぞれの見積依頼の仕方をお話させていただければと思います。

まずは「どこまで決まっているか」を確認お願いします。

ご自身の状況がどこに当てはまるか、下の表で確認してみてください。

どこまで決まっているか見積依頼の仕方弊社から最初にお出しするもの
①
何も決まっていない(まず予算取りをしたい)
3つの項目だけ伝えて依頼
・ページ数(概算)
・権限設定の有無
・データ移行の有無
・超概算見積
・超概算スケジュール
②
やりたいことはあるが、要件は固まっていない
やりたいことの概要を伝えて依頼・見積(要件定義分)
・概算見積(構築分)
・概算スケジュール
③
要件一覧・仕様がまとまっている
要件一覧をそのまま送って依頼・見積(要件定義・構築分)
※ご要件がSharePointで実現できるかを調査し、要件定義をまとめます。
・スケジュール
④
自分たちで作りたい(内製)
任せたい範囲や支援時間を伝えて依頼・見積(時間単位の支援)

① 何も決まっていない。まずは予算取りの金額が知りたい

「来期の予算を確保したいので、まずは金額を知りたい。でも、何を作るかはまだ決まっていない」。

実は、一番多いのがこのご相談かもしれません。

社内で稟議を通すには金額が必要ですので、ご担当者様のお立場もよくわかります。

この段階では、次の3点だけお伝えいただければ、「超」概算額をご提示できます。
まだ決まっていない項目は「未定」で大丈夫です。

  • ページ数:トップページのみか、部門ページまで作るか
  • 権限設定の有無:部署ごとに「見せる・見せない」を分けるかなど
  • データ移行の有無:既存のファイルサーバーやポータルから移すかなど

この3点で、工数の大部分が見えてきます。例えば「1ページ(トップページ)のみ・権限設定とデータ移行は対象外」と「3ページ・データ移行あり」では、期間も費用も大きく変わってきます。

ただ、この段階の金額はあくまで「超概算」です。予算が確保できたら、次の②の流れで要件定義を行い、正式な見積に進むのが理想だと考えています。

② やりたいことはあるけれど、要件は固まっていない

「情報発信をしたい」「見やすいリンク集をつくりたい」など、やりたいことは見えているけれど、細かい要件まではまだ…という段階です。

この場合は、まず1〜2か月の要件定義からご依頼いただき、その結果をもとに正式な構築見積をお出しする流れをおすすめしています。

要件定義では、①でご提示した概算額に収まるよう、優先順位をつけながら内容を固めていくことを意識しています。

以下は、実際にご提案したスケジュールの一例です。

要件定義といっても、分厚い資料を作り込むわけではありません。

弊社では、モックサイト(試作の画面)を早めにお見せして、実際に触っていただきながら決めていくことを大切にしています。SharePointはノーコードで画面を作れるので、「テキストで想像する」より「画面を見て決める」方が、お客様も判断しやすいと思います。

テキストだけの打合せではあまり意見が出ないことも多いですが、実際の画面ができると活発な意見をいただけるケースが多いです。

内容が比較的シンプルな場合は、要件定義を1か月にまとめ、全体3か月程度で進めることもございます。

③ 要件一覧や仕様がまとまっている

社内で検討が進んでいて、「必須機能」「あったらいい機能」のような要件一覧がある場合は、そのままお送りいただければ大丈夫です。

弊社では、要件ごとに「対応可能」「要検証」「詳細をお伺いしたい」を整理したうえで、構築イメージの画面を添えてお見積をお出ししています。

要件が実現できるかの最終確認は、要件定義フェーズで詳しく調査・認識合わせを行いますが、見積の段階でも、例えば複数サイトのニュースを1画面に集約してタブで切り替える、新着(NEW)表示や未読・既読を管理する、といった要件であれば、標準機能で対応できる部分と、SPFx(SharePoint Framework)などの拡張が必要な部分を分けてご説明します。

拡張機能を使う場合は、構築費(イニシャル)とは別にサブスクリプション費用(ランニング)がかかることもありますので、両方を分けてご提示しています。稟議の際に「初年度」と「2年目以降」の費用を説明しやすくなると思います。

④ 自分たちで作りたい(内製)

最近では、「外注するのではなく、自分たちで作れるようになりたい」というご相談も増えてきました。SharePointやPower Platformはコードを書かなくてもある程度のものが作れるので、内製との相性は良いと思います。

この場合は、どのくらいの支援時間が必要かをお示しいただければ、時間単位の内製化支援としてご提案します。

ただし、「どのくらい依頼すればいいのかわからない」というお客様も多いかと思います。

その場合は、まずは最小限(半年間で20時間)でご依頼いただき、必要に応じて追加でご発注をいただくケースが多いです。

また、お客様ができることは事前にご提示させていただき、不要な時間数を消費しないようなご提案もさせていただきます。

実際のご支援ではTeamsチャットでの支援やWeb打合せにて画面を共有いただきながら、構築方法等のご支援をさせていただきます。

余談ですが、数か月のご支援のあと、内製化支援サービスからご卒業されていく企業様も多くいらっしゃいます。

内製で運用できることが一番だと思いますので、寂しいですが、弊社としてもしっかりご支援できたことを嬉しく思う瞬間です。

見積書を受け取ったら確認していただきたいこと

どの段階でも、見積書には次のような前提条件を記載しています。他社様と比較される際にも、ここをそろえて見ていただくと安心です。

  • 対象範囲:権限設定やデータ移行が含まれているか、対象外か
  • レビュー回数:デザイン修正は1ページあたり何回までか(弊社は3回程度が目安)
  • ドキュメントの範囲:要件定義書やマニュアルは簡易版か、詳細版か

レビュー回数を決めておくのは、デザインには正解がないからです。「もう少しだけ…」が続くと、スケジュールも費用も膨らんでしまいます。お互いに安心して進められるよう、最初に取り決めておくようにしています。

最後に

今回は、SharePoint構築の見積依頼について、「どこまで決まっているか」別に依頼の仕方をご紹介しました。
すべてが決まっていなくても、わかっていることだけお伝えいただければ、そこから一緒に整理していければと思います!!!

また、弊社ではSharePointだけでなく、Power Automate・Copilot Studio・Power AppsなどのMicrosoft製品を活用した業務改善にも多く対応しており、Microsoft 365ライセンスのフル活用もご支援できます。ライセンス料も安くはないので、いかに使いこなして費用対効果を高めていくかが大切だと思います。

なお、記載した期間はあくまで目安です。利用人数や対象業務によって変わりますので、ご了承いただければと思います。

「うちはどの段階に当てはまるのだろう」という状態でも構いませんので、ぜひお気軽に弊社までご相談いただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。