AIエージェントとは?AIチャットとの違いを仕事の例で考える|非エンジニアが始めるAI活用

この記事の3行要約
- AIチャットは、返事を確認しながら1ラリーずつ次の作業を頼む使い方。
- AIエージェントは、結果を見て次の作業を選び、必要なら人に聞きながら複数の工程を一気通貫で進める使い方。
- AIエージェントに仕事を任せても、投稿内容や完成物の最終確認は人が担うことがとても重要。
小刀稱 知哉ことね ともや
得意領域
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保有資格
こんにちは。アーティサンの小刀稱(ことね)です。
AIといえば、チャットで質問したり、文章を考えてもらったり。そんな使い方をしている方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。まだ使いこなせていないんですよね……💦。
そんな中で、よく目にするのが「AIエージェント」。エージェントと聞くと、映画『マトリックス』を思い出します。名前は強そう。でも、いつものAIチャットと結局何が違うのでしょうか。
実は私、以前は「AIはプログラマー向けで、日常の仕事を任せても精度は低そう」「非エンジニアにはチャットくらいしか使い道がなさそう」と思っていました。今見ると、どちらも私の先入観です。ちょっと早まって決めつけていましたね。
今回は、そんな私がAIのチャットとエージェントの違いについて、私なりに調べた内容をご紹介します。
AIチャットとAIエージェント、結局何が違うの?
私なりの大雑把なイメージとしては、チャットは1ラリーずつ会話しながら進める使い方です。
一方、AIエージェントは目的を伝え、そこに必要な複数の工程を一気通貫で任せる使い方です。

ここで比べたいのは、依頼文の長さや細かさではなく、次の作業を誰が引き継ぐかです。
例えば、議事録を作成する際の流れを例に説明します。
- チャットで1ラリーずつ進める場合:
AIの回答をユーザーが確認し、必要に応じて「もう少し短くまとめて」「次は決定事項を整理して」と続けます。ひとつ返ってきたら、また次を頼む。議事録の完成に向けて、ユーザーがAIと会話しながら進めていくイメージです。 - エージェントに一連の作業を任せる場合:
AIが議事録のひな形を確認 → 内容を整理してWordファイルを作成 → 特定の場所に保存する。ユーザーが毎回「次はこれ」と頼まなくても作業がつながっていくイメージです。

また一気通貫といっても、全部お任せで放置するわけではありません。
複数の操作を順番に実行するだけなら、従来の自動化手法でも対応できます。
AIエージェントの大きなポイントは、AIが途中の結果を見て、次の作業を選択し、必要に応じてユーザーに質問しながら自律的に進めることです。

AIエージェントの活用例|ブログ投稿と議事録作成で試してみた
では、どのような業務においてAIエージェントを用いるとよいのでしょうか?
何事も触ってみないと分からない!ということで、まずは以下の業務についてAIエージェントを作ってみました。
- ブログ公開支援エージェント
- 議事録作成エージェント

ブログ公開支援エージェント:WordPress・Facebookへの予約投稿
アーティサンでは技術ブログを公開しております。公開時には以下の手順を行っています。
- マークダウン形式でブログを作成
- アイキャッチを作成
- AIO/SEOの観点で文章を修正
- 投稿する文章・画像・投稿先・日時をユーザー(=私)が確認・承認
- WordPressに予約投稿
- SNS(Facebook)に予約投稿
- WordPressとSNS(Facebook)の内容について、ユーザー(=私)に確認依頼を通知
作成から予約結果の確認までを、私が1操作ずつAIと会話しなくても、AIエージェントが自律的に進めるのが狙いです。
ただ、投稿する文章や画像、日時は予約前にユーザー(=私)が承認し、保存後も通知された内容を確認することにします。
議事録作成エージェント
私の普段の業務内容として、議事録の作成があります。
しかもこの議事録ですが、各会議体に応じて3つのフォーマットが存在します。
議事録エージェントでは、以下の流れで動作します。
- チャット画面に会議のスクリプトを添付
- AIエージェントが会議の種類をユーザー(=私)に確認
- それぞれの会議のひな形を参照して、対応したフォーマットで議事録を作成
- それぞれの会議に応じた特定フォルダへ議事録を保存し、ユーザー(=私)に確認依頼を通知
会議ごとに異なるひな形を参照し、内容を整理してそれぞれの場所に保存する。この一連の作業をまとめて任せます。
ただし、3つのうちどのひな形を使うかはユーザー(=私)が指定します。
エージェントに任せる手順は「スキル」でまとめる
上記2つの業務について、「どうやって作ればいい?」とAIに相談したところ、「スキルを使えばいいよ!」という回答でしたので、どちらの業務もスキルを用いて作成してみました。
※今回作成したエージェントの具体的な作成方法については、次回のブログで説明します!
スキルは、作業の指示や参照資料などをまとめる仕組みです。詳細は以下をご参照ください。
Agent Skillsの説明
実際にエージェントを使ってみた感想
- 最終判断は、やっぱり私の仕事です。文章が元の資料と合っているか、画像や投稿先、予約日時に間違いがないか。AIが登録して保存結果を見せてくれても、公開してよい内容かどうかは人が確認が必須です。便利さと責任は別の話ですね。
- 手動や従来の自動化でやったほうが早い作業もあります。とはいえ、AIが自律的に進めてくれるのはかなり楽です。私が毎回「次はこれ」と言わなくてよい。全部を任せるより、人が見るべきところを決めておくのが大事だと感じました。
- 依頼が増えてくると、「あれ、今どこまで進んだ?」となります。。。作業ごとに、進行中なのか、保存まで終わったのか、私の確認待ちなのかを分けておきたいところです。便利なはずのAIの進捗を探す仕事が増えたら、ちょっと本末転倒だなと思いました。こちらは今後の検討課題です。
- 「やってほしいこと」を指示するだけでは足りませんでした。「担当者や期限を推測しない」「承認前に投稿しない」「保存結果が不明なら同じ投稿を送り直さない」など、やってはいけないことも書いておくことが重要みたいです。AIは純真無垢な存在なので、やってはいけないことを明記しないと「普通人間だったらこれはしないだろう」は通用しないみたいです。(^_^;)
コラム:私の「ChatGPTダイエット」
少し仕事の話から離れますが、実は私、ChatGPTを使ってダイエットしました。
やっていることは、こんなことです。
(よくよく見たら、これもスキルを使って作っていました。)
- 毎日、体重を報告する。
- 毎食、食事の写真を撮って送る。
- 毎食のカロリーや糖質、タンパク質などを推定してもらう。
- 報告した体重と、推定したカロリー・栄養素をスプレッドシートに登録する。
- 今までの履歴を表示してもらう。
写真から出る数値はあくまで推定ですが、「お昼は脂質が多かったので、夜は少し控えましょう」「出張でコンビニにいるのであれば、〇〇を購入すればOKです!」というアドバイスをくれます。
また、「カロリーが少なすぎるので、白米を食べましょう」など、健康的に痩せるための指摘もしてくれます。
レコーディングダイエットの進化版みたいな感じでしょうか。
私の場合は、食事と体重を記録しながら健康的にダイエットを続けるのに役立ちました。
個人的には、AIの使い方として一番嬉しい内容です(笑)
おわりに:頼みたい仕事に応じて、チャットとエージェントを使い分けましょう
今回は、AIのチャットとエージェントの違いについてご紹介しました。
今回の内容をまとめると、以下となります。
| 種類 | 使い方 | 想定業務 |
|---|---|---|
| AIチャット | 1ラリーずつ会話しながら進める使い方 | 調査や検索・壁打ちなど1ラリーずつユーザーと一緒に進める業務 |
| AIエージェント | 目的を伝え、そこに必要な複数の工程を一気通貫で任せる使い方 | 議事録作成や投稿準備など、途中で判断・確認しながら複数の工程を進める業務 |
私もまだ勉強中です。まずは身近な仕事を選びながら、少しずつ試してみたいと思います!
皆さんもエージェントを使いこなしてみませんか?